特徴その1 世界最先端マイクロポーラス技術「エコセル」

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開発ストーリー

エコセルは環境負担低減を求められる時代に対応した、全く溶剤を使用しない独自の技術。2003年に開発に成功するものの決して順調ではない道のりを経て、製品化を実現。

代表取締役社長 田所茂

湿式加工や乾式加工の場合はかなり大きな設備が必要であり、莫大な資金がかかるため、それ以外で簡単にセル層のあるものが出来ないかと、開発をスタートしました。はじめは「夢の泡」、DreamとFormでForeamと呼んでいました。

総務部長 田所茂和

樹脂の開発においては、樹脂を固める加強剤を入れて、くり返し混ぜても形状がかわらない、固まるだけだったので、極端なところで、水を添加しました。水を入れた瞬間に、樹脂がふくれたので、紙コップを使って、加強剤と水の量を、調整していく割合をみつける作業に。

生産管理課 藤田和博

試行錯誤を繰り返し、なんとか樹脂は目処がつき、いざ合皮を作る段階になってもまた、試行錯誤の繰り返しでした。機械の改良、ラインの開発、実験、失敗、実験、失敗、完成までに試作でも36回ものテストを実施しました。

出荷管理課 水本博之

混ぜる塗料によって、乾燥する、反応する時間が違うので、製造ライン自体を伸ばしたり、短くしたりして、反応速度を調節する。工場内の限られた広さの中で、工夫を重ねました。調色ははじめ目視でアナログで行っていましたが、少しずつ失敗を重ねながらデータを蓄積して完成に近づけていきました。

総務部長 田所茂和

1週間で3000メートルが限界だった生産も1万2000メートルまで拡大。生産ライン拡大のために新工場を設立するなど、加平の要の製品へと成長していきました。平成17年に某自動車メーカーで採用になりブレイク。お客さんのニーズに対する開発に全員一丸となって取り組んでいた時期と重なり、エコセル開発が一気に加速したんです。

生産管理課 藤田和博

エコセルは結果として、乾燥機を使わない、熱がいらない。電気もあまり使わない。という従来の湿式や乾式などの方式に比べて、環境にやさしい技術として、これからのニーズに合っているといえます。

代表取締役社長 田所茂

いろいろ合成皮革、塩ビレザー等あるのですが、我々のエコセルは非常に軽く、いろんな形のものに応用が簡単にできる技術です。自動車産業をはじめとして、そうした環境に敏感な業種からそれ以外にも幅広く応用できる技術です。これからはこうした技術を国内だけではなく、加平自ら海外へと展開していきたいと考えています。

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エコセルの詳細

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エコセル ロゴ

加平の画期的な新技術「エコセル」

エコセルは環境負担低減を求められる時代に対応した、全く溶剤を使用しない独自の技術。
多孔質層を形成する画期的な技術です。その特性を生かし加平の様々な製品に活用されています。

省エネルギー性、コストパフォーマンス性を兼ね合わせた環境に優しい「自由な発想」で新たな分野に挑戦できる新世代の技術

加平の画期的な新技術「エコセル」の特徴

その1「優れた物性と耐久性」

優れた屈曲性、剥離強度、耐加水分解を持ち合わせるので様々な使用用途、使用環境に優れています。

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その2「多様な風合い」

しなやかな風合いからハードな風合いまでを実現可能なので加工商品対象が幅広く応用性に優れています。

  • シート
  • ランドセル
  • 靴

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その3「多様な厚みに対応」

その厚みは0.2mmから3mmの厚さまで調整が可能。厚みをコントロールすることで、素材の通気性・柔軟性の性能を自在に、要望に応じることが可能です

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その4「接着剤効果」

次世代合皮レザーを使用しているので接着性に優れ、使用樹脂の特性から接着剤なしで両面に他素材を貼り合わせる事が可能です。

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その5「エコロジー素材」

製造工程が大幅に短縮できるので省エネルギーで電気消費量・CO2排出は従来の1/10以下に抑えることが可能です。

自動車産業の厳しい品質に耐えうる技術、それが「エコセル」です。

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エコセルは他分野製品では問題にならない「小さなキズ」でさえも問題となるような品質管理が厳しい自動車用合成皮革としてシェアを大きく伸ばしました。

品質をクリアするため、製造方法を全て見直し、技術だけでなく製造そのものへも柔軟に変化を加える事で、他社との差別化を図る事に成功しました。

溶剤を使用せず、乾燥機を使う事がない、エコセルは従来の湿式合成皮革、乾式合成皮革と比べて(下記比較図参照)CO2排出は10分の1以下、そうした点に置いても地球環境に敏感な自動車メーカーが「エコセル」を採用を行う要因となっています。

エコセル(無溶剤合成皮革) 湿式合成皮革 乾式合成皮革
断面写真 エコセル 断面 湿式合成皮革 断面 乾式合成皮革 断面
風合い ×
耐摩耗性 ×
特徴 1.風合いソフトなのに丈夫
2.省エネ 環境対応
(CO2排出は10分の1以下)
1.耐磨耗性に限界
2.環境非対応
エネルギーコスト大(大量の水 CO2の排出)
1.風合いと耐磨耗性 両立に限界 

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多様な商品に活用できる応用性の高い技術

エコセルは自動車用合成皮革以外にも、多様な製品に活用できる技術です。
家具用シート、スポーツ衣料、靴・カバン、インテリア材料など様々な商品を世に送り出しいます。

加平のエコセル活用技術例

  • 「ラミネート加工技術」
    フッ素樹脂を4~40ミクロンという薄さのフィルムにし、あらゆる生地にラミネート加工します。
  • 「ボンディング技術」
    各種風合いの生地、フィルム、紙の張り合わせによって、意匠性、機能性の付加を図り、より新しい素材として様々なメーカーの商品に提供しています。
  • 「表面処理加工技術」
    表皮へ更に目的性能を追加し外観・物性性能をグレードアップして顧客ニーズに対応しています。

自由な発想で新たな分野へ挑戦を目指すエコセル「あらゆる可能性を秘めた素材」

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エコセルはその特徴のなかにある多様な風合い、厚み、そして優れた物性と耐久性によって様々な可能性を秘めていると言えます。
厚さや硬さや粘りを自由に変化させる事ができる素材は、その性質を利用することで今後あらゆる分野で活用していくことが可能です。

○電材分野 ○熱伝導材 ○衝撃吸収剤

などなど多くの可能性を秘めています。「モノづくりの楽しむことを大切にしている会社」である弊社では、関西国際空港近郊に位置する立地を活かし、小さいながらも技術力・発想力豊かに世界にアピールできるよう、多彩なアイデアを元に多くのエコセル製品を開発していきます。

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